肩こり解消の秘訣は正しい寝具選びにあった! 正しい寝具の選び方

現代病ともいわれている肩こり。
実は、お使いの枕が肩こりの原因かもしれないということはご存知でしたか?
例えば、
・朝起きた時から肩こりがひどい
・肩こり解消グッズを次々購入して山積み状態
・ストレッチをしても一時的で効果がいまいち
・マッサージも通い続けるのは正直しんどい
この様な症状にお悩みでしたら、ぜひ肩こり解消の寝具について見直してみてはいかがでしょうか?
実は、肩こりが間違った寝具選びにより引き起こしてしまっている症状だという事は、あまり認知されておりません。
今回は、ご自身に合わない寝具が肩こりを引き起こす原因と、正しい枕の選び方について解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
1. 肩こりの原因がなぜ、寝具にあるのでしょうか?
2.NG枕3つのポイント
3.肩こり解消のカギは「正しい寝返り」にあり。
4.肩こり解消には正しい枕を選びましょう
5.肩こり解消寝具についてのまとめ
肩こりの原因がなぜ、寝具にあるのでしょうか?
結論から申し上げると、合わない枕を使用していることにあります。
そもそも枕とは、就寝中に首や頭を支える大切な役割を持っています。
しかし、その大切な役割を果たすはずの枕が首を圧迫していたり、しっかり頭や首部を支えていなかったらどうでしょうか?
身体のどこかに余計な負担がかかっているのは何となく想像つきますよね。
上記画像を見ながらご説明します。
首の筋肉は僧帽筋と肩甲拳筋の筋肉から成り立ちます。
これらの筋肉は、首を動かしたり、頭の重さを支える重要な役割を持っています。
そしてこの二つの筋肉は、首から肩や背中までつながっていることがわかりますよね。
そのため、筋肉疲労や血行不良などを起こすことで、首周りだけでなく、肩や背中まで引きつられて凝り固まってしまうのです。
という事は、枕が首を圧迫していたり、しっかり頭や首部を支えていないと凝り固まってしまうのも致し方ないというのはご理解いただけると思います。
NG枕3つのポイント
まずは、使わない方がよい枕のポイントを押さえておきましょう。
1.柔らかすぎる枕
ホテルなどで使用しているものにも、ふわふわの枕があると思いますが、朝起きたら寝違えていたなんてこともよく聞きます。
柔らかいと気持ち良く眠れそうですが、頭の重みで簡単に潰れてしまいますよね。
つまり、頭を乗せた際に、首と頭を包み込むことはできても、しっかりと支えることができていないのです。
2.横幅のサイズが小さい
私たちは、睡眠中に何度も寝返りを打つことで、身体全体の血行を良くし、日中の筋肉疲労を回復させています。
しかし、横幅の小さい枕を使ってしまうと、寝返りの際、枕から落ちないよう本能的に行動するため、深い眠りが妨げられてしまいます。
しかもゴロゴロと寝返りしているうちに枕の位置がずれることで、首に負担がかかり、肩こりを引き起こす原因になっているのです。
朝起きたときに枕の位置がずれている方は、枕の大きさが合っていない可能性がありますので注意してみてください。
3.高さが合っていない
枕の高さが、なんだかしっくりこなくて違和感がある場合、ご自分の身体と枕の高さが合っていない事が考えられます。
身体の大きさは人それぞれですから、同じ枕で合わないのは当然なのです。
枕が低すぎたり高すぎたりすると、寝たときに首周りの筋肉が圧迫されてしまい、常に緊張した状態になってしまいます。
そのため、合わない枕を無理して使い続けていると、慢性的な肩こりや、寝ても疲れが取れない原因につながります。
肩こり解消のカギは「正しい寝返り」にあり。
肩こりを解消するためには、正しい寝返りがカギとなります。
寝返りは、昼間虐げられた身体の骨組みやそれらを取り巻く筋肉をゆるめ、元の正しい姿に戻そうとする働き、と考えられています。
[足利工業大学睡眠科学センター元教授 小林敏孝]
寝返りには、歪んだ骨格の矯正、睡眠中の血行の改善などの役割があり、睡眠中に肩こりや首こりをほぐしてくれる効果があるとされています。
そのため、しっかりと寝返りができる、環境を寝具で整える必要があるわけです。
自分の身体に合う寝具や枕を使えば、しっかり寝返りを打つことができるので、肩こり予防に加え、肩甲骨のストレッチ効果も期待できます。
睡眠時間を使って、ただ寝ているだけで、日中に溜まった肩周りの筋肉の疲労がほぐされるので、朝起きると疲れが取れており、スッキリ目覚められるというわけです。
これまで肩こりに悩まれていた方にとっては、夢の様な話に聞こえるかもしれませんね。
では、寝返りの重要性もご理解いただいたところで、正しい枕の選び方について解説していきますね。
肩こり解消には正しい枕を選びましょう
正しい枕選びのポイントは
1、寝返りがしっかりできる横幅がある枕を選ぶこと
寝返りしても頭がはみ出ない大きさが必要です。
大体横幅60cm~75cmが必要でしょう。
2、どんな寝姿勢でも頭と首を支えてくれる形状の枕であること
同じ場所で寝返りすると首を痛める可能性があります。
仰向け、横向き、うつ伏せ等、寝姿勢は様々で、その際の頭や首の高さがそれぞれ違うように、どのような寝姿勢でも頭や首を守ってくれる高さを持つ形状の枕を選びましょう。
3、枕の高さ調整ができるものを選びましょう
人それぞれ身長、体重、肩幅等違いますので、適している高さも当然異なります。
そして、今ご自宅でお使いの敷布団やマットレスの沈み込みによっても、枕の高さは変わってきます。
そのため、高さの調整が簡単に出来ることは不可欠です。
4、通気性がある枕を選ぼう
就寝中は思った以上に汗をかく頭部のムレを防ぐためにも、生地、中素材ともに通気性の良いものを選びましょう。
枕の素材も種類が豊富にありますが、特にパイプ素材は、通気性に優れているのでおススメです。
5、枕本体も洗えるものが良いでしょう
就寝中にかく汗は、一晩で約コップ一杯分と言われており、たとえ寝具のカバーを使用していても枕本体へと染み込んでいます。
カビや、ダニ、ウィルス予防の面でも、本体ごと丸洗いできるものがよいでしょう。
肩こり解消寝具についてのまとめ
・柔らかすぎ
・サイズが小さすぎ
・高さが身体に合わない
・きちんと寝返りできる大きさがあるもの
・寝返りをしてもどんな寝姿勢でも頭と首をしっかり支えてくれる枕
・自分で高さの調整ができる枕
・通気性があって蒸れない枕
・カバーだけでなく本体ごと洗濯できる枕
これらの条件を満たす枕を選びましょう。
今回は、合わない枕が肩こりを引き起こすメカニズムと、正しい枕を選ぶことのメリットについてご紹介しました。
肩こりはそのまま放置せず、自分に合った正しい寝具を選んで、寝ている間に解消してしまいましょうね。
弊社の「ねるぐ」は肩こり解消に役立つ寝具として、大変多くのお客様から喜ばれています。
肩こり解消枕をお探しの方は、ぜひ参考になさってくださいね。
![]() |
■船戸川 宏行 株式会社ドクターエルの創業者。自身が開発者でもある。生体力学(バイオメカニクス)を応用した、身体の骨格を整えることで自然治癒力を高める商品開発をコンセプトとし、これまでに数多くの商品 |
-
前の記事
肩甲骨辺りの背中の痛みは睡眠中に治せるって本当?!あなたがやるべき改善策はこれ! 2023.12.20
-
次の記事
なぜ首の痛みが起こるのか?首こり・肩こりを和らげる枕の選び方をご紹介 2023.12.20